エンシュアとエンシュアHのちがい


簡潔に言うと
エンシュア・Hはエンシュア・リキッドを1.5倍濃縮したものです。

1缶(250mL)あたりのエネルギー量、成分量が増えています。

濃縮している分、エンシュア・Hのほうが浸透圧が高くなっており、また粘度も高くなっています。

味の種類もちがいます。エンシュア・Hにはバナナ味,黒糖味,メロン味が揃えられており味のラインナップが豊富です。




包装が違う同じになりました

エンシュア・リキッド(250mL)24缶
エンシュア・リキッド(500mL,500kcal)12バッグ

エンシュア・H(250mL)24缶

エンシュア・リキッドにはバッグ製剤があります。ありました。2017年販売中止となりました。あわせてエンシュア・リキッド500mL専用アダプターも販売終了します。


禁忌が違う


エンシュア・リキッドでは設定されておらず、エンシュア・Hのみに設定されている禁忌として、以下の患者への投与が挙げられます。
たん白質や電解質の厳密な制限が必要な急性腎炎,ネフローゼ、腎不全末期の患者
悪心,嘔吐,下痢を合併している心不全患者


効能又は効果がちがう


エンシュア・リキッド
一般に,手術後患者の栄養保持に用いることができるが,特に長期にわたり,経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する.

エンシュア・H
一般に,手術後患者の栄養保持に用いることができるが,特に長期にわたり,経口的食事摂取が困難で,単位量当たり高カロリー(1.5kcal/mL)の経腸栄養剤を必要とする下記の患者の経管栄養補給に使用する.
1.水分の摂取制限が必要な患者(心不全や腎不全を合併している患者など)
2.安静時エネルギー消費量が亢進している患者(熱傷患者,感染症を合併している患者など)
3.経腸栄養剤の投与容量を減らしたい患者(容量依存性の腹部膨満感を訴える患者など)
4.経腸栄養剤の投与時間の短縮が望ましい患者(口腔外科や耳鼻科の術後患者など)

エンシュア・リキッドは1kcal/mLに調整されていて、幅広い病態時の栄養管理を目的に使用されています。エンシュア・Hは水分摂取を制限された患者さんや病状回復に高カロリーが必要な患者さん、投与中の拘束時間を短縮したい患者さんなど、高濃度に濃縮された製剤が必要な人に使用されています。