ムコソルバンLカプセル45mg経過措置2017年3月31日まで


ムコソルバンLカプセル45mgが薬価基準経過措置品目として官報告示されました(2016年11月17日)
http://medical.teijin-pharma.co.jp/notice/fcn28e0000003g90-att/fcn28e0000003g9y.pdf

【経過措置期間】
2016年11月18日より 2017年3月31日
(2017年4月1日以降は薬価削除され、保険請求できなくなります)

ムコソルバンは、アンブロキソールを成分とする去痰剤です。
気管・気管支領域においてサーファクタント(肺表面活性物質)分泌促進作用、気道液分泌促進作用そして線毛運動亢進作用により気道壁を潤滑にして喀痰喀出を促進することが確認されています。
また、副鼻腔領域においては、慢性副鼻腔炎の排膿にも有効であることが確認されています。

1983年5月に1日3回服用の錠剤「ムコソルバン®錠」が承認を得て発売されています。。さらに、服薬コンプライアンスの向上のために1日1回経口投与の徐放性カプセル剤「ムコソルバンLカプセル」が1996年7月に承認されました。
「ムコソルバンLカプセル」は、夕食後1回の投与により夜間から早朝にかけて高い血中濃度が得られることから、慢性呼吸器疾患患者の早朝覚醒時の喀痰喀出困難に対して有用性が確認されています。

2015年2月には、「ムコソルバンLカプセル」の剤形追加医薬品として小型の徐放性錠剤「ムコソルバンL錠45mg」が承認を取得しました。


ムコソルバンLカプセルの代替品


メーカーの推奨する代替品は、「ムコソルバンL錠45mg」です。
「ムコソルバンLカプセル」の剤形が大きく飲みにくさがあったことから「ムコソルバンL錠45mg」が開発された経緯があります。

しかし、「ムコソルバンLカプセル」が販売中止となってもなお処方されています。カプセル剤に根強い人気があるようです。理由は色々考えられますが、脱カプセルしてそのまま飲んだり、経管投与するのに便利だったりするようです。

どうしても、カプセルがいいのであれば、一物二名称の

  • ムコサール-Lカプセル45mg

があります。
後発品も選択肢になります。

  • アンブロキソール塩酸塩徐放カプセル45mg「トーワ」
  • アンブロキソール塩酸塩徐放カプセル45mg「ZE」
  • アンブロキソール塩酸塩徐放カプセル45mg「日医工」
  • アンブロキソール塩酸塩徐放カプセル45mg「TCK」
  • アンブロキソール塩酸塩Lカプセル45mg「サワイ」
  • ムコソレートLカプセル45
  • ポノフェンSRカプセル45



ムコソルバンL錠の特徴


素直にメーカー推奨品に切り替えてみるとして、「ムコソルバンL錠45mg」の特徴を見てみましょう。

去痰剤では初めての小型徐放錠
ムコソルバンL錠の大きさは直径7.5mm、厚さ6mmとクラス最小となっていて、ムコソルバンLカプセルに比べると直径が半分になっています。。去痰剤といえばムコダインですが、小さめの250mg錠でも直径8.6mm、厚さ4.5mmという大きさです。

L錠の特徴は小さくなって飲みやすくなっただけです。

1日1回で寝る前服用することで、翌朝の痰の切れが良くなることや、COPDの吸入薬と同じく1日1回服用にすることで服薬コンプライアンス向上に寄与できるなどメーカー側は強調しますが、Lカプセルでも同じことで、L錠に特筆すべき事ではありません。


しかも、徐放性錠剤には後発品メーカーがOD錠を出しており、小さくしたメリットすら目立たなくなっています。


  • アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「ZE」
  • アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」
  • アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「ニプロ」