2016年11月1日火曜日

ペンニードルプラスとペンニードル32Gテーパーのちがい


『ペンニードルプラス』は、
インスリンなどのペン型注入器用注射針『ペンニードル32Gテーパー』の改良品です。
痛みの軽減と使いやすさが特徴です。
(2016年12月発売)


『ペンニードルプラス』の登場によって既存品の『ペンニードル32Gテーパー』は販売を終了するそうです。
(2018年2月頃販売終了予定)

ペンニードルプラスの4つの改良点


『ペンニードルプラス』が『ペンニードル32Gテーパー』を改良したポイントは4つあります。

1.針の根元部分の形状

https://www.novonordiskpro.jp/diabetes-care/products/penneedleplus-32g-4mm.html

点ではなく、面で肌に触れるよう改良され圧力が分散されるようになりました。
ペンニードル32Gテーパーでは針の根本プラスチック部分が細いため、注入の際に針を皮膚へ押しつけると圧力が一点に集中していました。
ペンニードルプラスでは針を埋め込んでいる部分が太く、針を押し付けた際に肌に触れる面積が広いため、圧力が一点に集中することなく分散されます。

そのため、面で支えることになり安定しやすく、痛みの原因となる注射時の手ぶれが起きにくくなり痛みが軽減する可能性があります。

また、安定するため垂直に穿刺しやすくなっています。


2. 針折れ防止

針の根元が広いすり鉢状になっており、針が曲がってもすり鉢状の部分で支えられます。ペンニードルプラスでは曲がる角度は60度までとなっています。このため、針折れがしにくく、体内残留のリスクが軽減します。


3. 針の内腔が拡がった



ペンニードルプラスはペンニードル32Gテーパーより注射針の管壁が薄い構造を持っています。外径の太さは32Gで同じなのですが、内径が拡がったことにより流入速度、注入圧が改善されました。


4.ケースとキャップ形状

ペンニードルプラスの針ケースには大きな羽が付いています。
滑りにくいので回しやすく、着脱が容易になりました。

https://www.novonordiskpro.jp/diabetes-care/products/penneedleplus-32g-4mm.html


針キャップの開口部は大きく開いており、つまみやすい形状になりました。
そのため取り外しがしやすく、針にぶつけて曲げてしまうリスクが軽減しました。また、ペンに装着してある針を取り外す際には針ケースがパチンとはまるため、ペンからの取り外しが容易になりました。


その他のちがい


包装単位がちがいます。
1箱70個入りなのは同じですが

ペンニードルプラスは1袋に14個入ったものが1箱に5袋入っています。
ペンニードル32Gテーパーは1袋に7個入ったものが1箱に10袋入っています。


針の長さがちがいます。
ペンニードルプラス:4mm
ペンニードル32Gテーパー:6mm
ペンニードルプラス 32G 4mm : 70本(14本x5袋)
ペンニードル32Gテーパー : 70本(7本x10袋)


同じところ


医療材料区分はおなじです。

万年筆型注入器用注射針
(2)針折れ防止型(32G/4mm)