エピサネートG配合顆粒 販売中止と代替品



エピサネートG配合顆粒が販売中止となるようです。


胃・十二指腸潰瘍、胃炎治療剤『エピサネート G 配合顆粒』販売中止のご案内(武田テバファーマ)
https://www.med.takeda-teva.com/di-net/kaitei/EPITHANATE_G_hanbaichushi20161003.pdf

2017年8月末をもって販売を終了。経過措置終了期日は2018年3月末を予定しているようです。


販売中止の理由は、有効成分ピペタナート塩酸塩の調達が困難になり供給が難しくなったためだそうです。

ピペタナート塩酸塩を成分とする薬剤には『イリコロンM錠』という、過敏性腸症候群治療薬がありましたが、こちらも同様の理由で製造を中止しました(2016年3月末薬価削除)。


エピサネートG配合顆粒は、胃の粘膜を保護する「L-グルタミン」、胃酸を中和する制酸薬の「水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物」、胃の痛みをとる抗コリン薬の「ピペタナート」の3成分を配合した胃・十二指腸潰瘍、胃炎治療剤です。
1969年1月発売し、50年近く日本人の胃を治してきました。


アスピリン誘発性の胃粘膜障害を強く抑制することが知られており、H2ブロッカーとの併用で使われていた印象です。

近年はPPIがNSAIDs潰瘍予防として使用されるようになると、その処方が減ってきた感はありました。



エピサネートG配合顆粒の代替品


エピサネートG配合顆粒と同様に、胃粘膜保護剤と制酸剤と抗コリン剤を配合した医療用医薬品はありません。

他にエピサネートG配合顆粒の同効薬として、プログルミド製剤、ピペリドレート塩酸塩製剤があります。

プログルミド製剤

プロミド錠200mg(科研製薬)
【効能・効果】
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(糜爛、出血、発赤、浮腫)の改善、胃潰瘍
【用法・用量】
通常成人には、プログルミドとして、1日量1.2~1.6g(6~8錠)を3~4回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

ピペリドレート塩酸塩製剤

ダクチル錠50mg(キッセイ)
【効能・効果】
下記疾患における痙攣性疼痛
胃・十二指腸潰瘍,胃炎,腸炎,胆石症,胆のう炎,
胆道ジスキネジー
切迫流・早産における諸症状の改善
【用法・用量】
ピペリドレート塩酸塩として,通常成人1日150~200mgを3~4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。



一般用医薬品では、『キャベジン細粒』が似たような成分の配合となっています。

<キャベジン細粒の成分>

  • メチルメチオニンスルホニウムクロリド(胃粘膜保護修復)
  • 水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物(制酸剤)
  • 酸化マグネシウム(制酸剤)
  • ロートエキス(抗コリン薬)

ほか