プロヘパール配合錠販売中止と代替品


あの独特の色と大きさの錠剤、
プロヘパール配合錠が販売を中止するようです。
(2017年3月末薬価基準削除予定)

プロヘパール配合錠 販売中止のお知らせ(科研製薬:2016.5)
http://www.kaken.co.jp/medical/bluedi/proheparum_201605.pdf


プロヘパール配合錠は、『ヘパリーゼ』で一躍脚光を浴びた肝臓水解物を成分とする肝臓機能改善薬です。

1957年(昭和32年)発売以来60年近く日本人の肝臓を守ってきました。


プロヘパール配合錠は肝臓加水分解物を主成分に、塩酸システイン、重酒石酸コリン、イノシトール、 シアノコバラミン(VB12)を含有した肝疾患治療剤です。

慢性肝炎の病態改善、肝硬変への進行阻止を目的とした基本治療につながる抗壊死作用、 抗脂肝作用、線維化抑制作用及び肝細胞再生促進作用などが認められています。

プラセボおよび肝臓加水分解物を対象とした二重盲検比較試験において、肝機能数値であるAST(GOT)、 ALT(GPT)の有意な改善効果が認められています。


販売中止の理由


メーカーサイドからの情報では「諸般の事情」ということだけで、何もわかりませんでした。

推測の域を出ませんが、原料の不足と調達コストの上昇があると思います。

肝臓水解物は動物の肝臓を原料としているため、安全で品質の良い原料を安定的に調達するのは非常に難しいと言われています。

また、ヘパリーゼの爆発的ヒットにより、原料の需要が高まり、調達コストが上がったのかもしれません。
さらにプロヘパールは薬価も安いので、コスト上昇に耐えられなかったのかもしれません。



プロヘパール配合錠の代替品


“慢性肝疾患における肝機能の改善”を効能にもつ経口薬


商品名

会社名

用法・用量

プロヘパール配合錠

科研製薬

成人1回1~2錠を1日3回経口投与する。 

ウルソ錠50mg

ウルソ錠100mg

田辺三菱製薬

成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.

C型慢性肝疾患における肝機能の改善には,成人1日600mgを3回に分割経口投与する.

ウルソ顆粒5%

田辺三菱製薬

ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.

キャベジンUコーワ錠25mg

興和

興和創薬

成人1回25~75mgを1日3回経口投与する。

チオラ錠100

マイラン製薬

ファイザー

成人1回100mgを1日3回経口投与する。

リバオール散10%

リバオール錠20mg

第一三共

成人1日20~60mgを2~3回に分割経口投与する。