2016年4月19日火曜日

カタリン点眼用とカタリンK点眼用のちがい


カタリンK点眼用0.005%はカタリン点眼用0.005%を改良した製剤です。


カタリン点眼用0.005%は錠剤を用時溶解する製剤です。


カタリンK点眼用0.005%は顆粒を用時溶解する製剤です。



錠剤を顆粒にすることにより溶かすことを容易にしました。

カタリンKの『K』は顆粒(Karyu)のKです。


成分は同じ

ピレノキシン


効能効果は同じ

初期老人性白内障


用法・用量は同じ


薬剤を溶解し、1回1~2滴、1日3~5回点眼する。



カタリン(カタリンK)の一般名処方


平成28年4月より、ピレノキシンも一般名処方マスタに掲載されました。


【般】ピレノキシン点眼用0.005%

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shohosen_160401.html


この場合、カタリンもカタリンKもどちらでも調剤できます。
(両薬剤とも後発品ではないので、調剤した場合はレセプト摘要欄に理由記載が必要です)





カタリン(カタリンK)はドラッグストアで購入できるのか


薬剤師のいる薬局でのみ購入できます。

薬局内に陳列されていませんので(陳列販売は違法)、薬剤師に直接ご相談ください。


カタリン(カタリンK)は薬局医薬品に該当します。
さらに、薬局医薬品のなかでも「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」に該当します。


これは、処方箋に基づく薬剤の交付が原則とされています。


まずは、眼科受診を勧められますが、例外としてやむを得ず購入する場合は、

品名、数量、販売の日時、連絡先等を

書面によって提出することが必要となります。



薬局医薬品の取扱いについて(薬食発 0318 第4号 平成 26 年3月 18 日)