避難所で過ごすぜんそくのこどもたちのために

ぜんそくの子どもを世話する方が知っておきたいこと

今までとは違う環境で生活していると、せきが出やすくなったり、ぜんそく発作が起こりやすくなることがあると思います。

このような悪化を防ぐために、以下のような方法が考えられます。

発作の引き金になるものを避ける

  • 寝具 (毛布や布団など) にはぜんそくの原因となるチリダニがいることが多いので、寝具を拡げたりたたんだりする時には、できるだけホコリを吸い込まないように気をつけましょう。また、顔があたるところにきれいなタオルをあてておけば、寝具からのホコリを吸い込むことを少し防げるかもしれません。できれば、天気の良い日に太陽にあてて干すと、寝具のなかのダニを少なくすることができます。
  • たばこ、たき火、牧取り線香などの煙を、なるべく吸い込まないようにしてください。 がれきからは、いろいろな有害な粒子が飛んできて発作をおこすことがありますから、近くに行く時は必ずマスクをつけましょう。
  • 動物に対してもアレルギーのこどもがいますので、動物に近づくと痒くなったり、鼻水が出やすくなるようなら、ずっと一緒にいることは避けましよう。

発作の予防薬を毎日続ける
(以下のような場合には、医師、薬剤師にご相談下さい)

  • 普段から発作の予防薬を使っている人は、しっかり毎日続けてください。それでも、夜中に何度もせき込んだり、発作をくり返すようになったら、薬の量を増やしたり、変更したりする必要があるかもしれません。 電源が近くにないなどの理由から電動のネブライザーが使えない人には、電源不要のエアロゾールタイプの吸入薬に変更することが可能です。吸入薬を吸いにくいという人はスペーサーという補助具を使うことで吸入しやすくなります。また、スペーサーが手に入らない時には、紙コップの底に穴を開けるとスペーサーの替わりになります。
  • 普段は毎日薬を使うほどでもなかった方でも、夜中に何度もせき込んだり、発作が出るようになったら、発作の予防薬を毎日続ける方がよいと思われます。

発作が起きた時の注意

  • 発作が起きたら、まず水分を飲ませ、息をゆっくり深くするように声をかけてください。発作時の薬を使い、もたれかかる姿勢で休ませてください。それでも、苦しくて何度も目を覚ます、座り込んで苦しそうにしている、などの症状がある時は救急の受診が必要です。

周囲の方は、ぜんぞくのこどもだちへの配慮と協力をお願いします。

せんそく (気管支ぜん息) は、アレルギーの病気のひとつで、さまざまな原因によってせきが出やすくなったり、ぜんそく発作 (胸からゼーゼー、ヒューヒューと音がする、息が苦しくなるなど) を起こしたりします。

避難所など今までと違う環境で生活していると、ぜんそくの状態が悪化しやすくなりますが、気をつけていれば毎日元気に生活できますので、一緒に過ごされている皆様には、ぜんそくについて以下のことをご理解のうえ、ご配慮ください。

ほこり、煙、強いにおいなどが発作の引き金

寝具を拡げたりたたんだりする時のホコリや、たばこ、たき火、蚊取り線香などから出る煙を吸い込むと発作になることがありますので、ぜんそくのこどもたちの近くでは気をつけてあげてください。また、がれきからはいろいろな有害な粒子が飛んできて発作を起こすことがありますので、ぜんそくのこどもが近くにいる場合にはマスクをつけさせてください。

動物に対してもアレルギーのこどもがいますので、その場合はご配慮ください。

発作の予防薬をきちんと使うことが大切です

高血圧や糖尿病の人たちと同じように、元気に生活するためには発作がなくても予防薬 を毎日使うことが大切です。ぜんそくでよく使われる吸入薬のなかにはネブライザーとい う電動の器械を使って吸入するものがあります。このような場合には、電源を優先的に使えるようにご配慮下さい。なお、1回の吸入には10ー15分ほどかかります。

息が苦しそうな時は早めに受診

強い発作が起こると、呼吸がしづらくなります。苦しくて何度も目を覚ます、座り込んで 苦しそうにしている、などの症状がある時は救急の受診が必要ですので、夜間であっても早めに医療機関を受診できるようにご配慮下さい。

ぜんそくでは、発作までにはならなくても夜に咳込んで急に泣き出したりすることが時々ありますが、これはぜんそくという病気のためですので、ご理解のほどお願い申し上げます。