乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン ジェービックVとエンセバックのちがい

ジェービックVとエンセバックの同じところ

有効成分


不活化日本脳炎ウイルス(北京株)を有効成分としています。


培養方法


ワクチンはウイルスを培養して製剤とします。その、ウイルスを増殖させる宿主として Vero 細胞を使用しています。


保存剤


チメロサール等の保存剤を含みません。


効果


ジェービックVの臨床試験の結果
 初回2回接種
  •   中和抗体陽転率は99.2%
  •   接種後平均中和抗体価は2.4±0.5

 3回接種
  •   中和抗体陽転率が100.0%
  •   接種後平均中和抗体価(log10)3.8±0.3


エンセバックの臨床試験の結果

 初回2回接種後
  •   中和抗体陽転率は100%
  •   接種後平均中和抗体価(log10)は2.575


 3回接種後
  •   中和抗体陽転率が100%
  •   接種後平均中和抗体価(log10)は3.866


ジェービックVとエンセバックの違い

培養後の精製方法


ジェービックV
 しょ糖密度勾配遠心法で精製

エンセバック
 しょ糖密度勾配遠心法に加え、クロマトグラフィー工程を経て精製

エンセバックのほうが精製に一手間かけています。


個装箱


ジェービックV
 プラスチック製のトレイに溶解液のバイアルと製剤のバイアルが入っています。
エンセバック
 溶解液のバイアルと製剤のバイアルがそのまま入っています。

ジェービックVのほうがかっちりしていて、バイアル同士の接触がないので割れたりの心配はないが、取り出しにくいです。
エンセバックは取り出しやすいですが、割れてしまわないか不安です。


キャップ


ジェービックV
 金具で固定されています。
エンセバック
 プラスチックの爪で留められています。
エンセバックのほうが少ない力でキャップを開けることができます。

化血研のインフルエンザやB型肝炎ワクチンのキャップも同じものを採用しているようです。

ビームゲン0.25mL・0.5mL バイアルキャップ変更のご案内(化血研)


製造、販売会社

ジェービックV
製造販売:一般財団法人阪大微生物病研究会
販売:武田薬品工業株式会社

エンセバック
製造販売:一般財団法人 化学及血清療法研究所
販売:アステラス製薬株式会社



異なるメーカーの日本脳炎ワクチンを摂取してもよいですか?

ジェービックVとエンセバック2つの異なるメーカーの細胞培養日本脳炎ワクチンの互換性については、確認されていません。

しかし、定期接種実施要領には、標準的接種スケジュールの場合、あるいは積極的勧奨の差し控えの影響で接種未完了の方が残りの回数を受ける場合のいずれにおいても。乾燥培養日本脳炎ワクチンを使用して規定の回数を接種することが定められています。

異なるメーカーであれ細胞培養ワクチンを使用して、規定の回数の接種を完了することが重要と考えられます。