フッ素でうがい 知っておきたいこと


2014年11月26日
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会要指導・一般用医薬品部会は、
サンスターの虫歯予防剤(有効成分=フッ化ナトリウム)
「エフコート」
「エフウォッシュ」
「バトラーエフウォッシュ」
を要指導薬に指定することを了承しました。
1物多名称の申請で、3品目とも同一製品です。
承認条件として、3年間の安全性に関する製造販売後調査が課されます。
「虫歯の予防」を効能とする初のスイッチとなる予定です。



虫歯は、歯垢の中の口腔細菌によって作り出された酸によって起こります。
この酸は、あまい食品にふくまれる、糖分を原料に作り出されます。

酸が歯の硬い組織を壊すことで、歯が溶けていきます。

虫歯の予防方法としては、フッ素を使った方法が有効とされています。
歯の表面が溶けかかっている、虫歯になる手前の状態に、
フッ素を塗ると、歯の補修が促されます。
これを再石灰化といわれます。

このフッ素を使って行う虫歯予防には、
フッ素うがい(フッ化物洗口法)や
フッ素歯磨き(フッ化物配合歯磨剤の使用)、
フッ素スプレー、
フッ化物歯面塗布法があります。


なかでもフッ化物洗口法は、ぶくぶくうがいのできる子供からお年寄りまで
行うことができる簡単な方法で、
虫歯予防効果に優れ、
安全性が高く費用対効果も高いなど、メリットが有ります。

フッ素を使った予防法のうち最も公衆衛生的特性に優れた方法とされています。
平成15年1月、厚生労働省は「健康日本21」における歯科保健目標達成のために、
フッ化物洗口が有効であると認め「フッ化物洗口ガイドライン」を各都道府県に通知しています。

厚生労働省フッ化物洗口ガイドライン(PDF)

そのため健康増進事業として自治体主導で行っているところもあるようです。


埼玉県:「埼玉県におけるフッ化物洗口の実務マニュアル」について

鳥取県:むし歯予防フッ化物洗口事業

秋田県大仙市:虫歯予防とフッ化物洗口事業

長崎県:長崎県フッ化物洗口剤普及指針

愛知県:フッ化物洗口実践集~学校現場の取組みと工夫&事業評価~

宮崎市:フッ化物洗口事業について


フッ素うがい方法
フッ化ナトリウムとして0.05~0.1%溶液を用意します。
これを1回5~10mLを口に含んで、ぶくぶくうがいをします。
目安は、幼稚園児で5mL、小学生以上で7mL~10mLです。
多く含めば効果が上がるものではありません。適量を心がけましょう。
時間は約30秒くらいです。
1日1回食後または寝る前に行うのが効果的です。
終わったら、十分に薬液を吐き出します。


フッ化物洗口の安全性:1回の洗口での口腔内フッ化物残留量
園児のうがいの後に薬液が残っている割合は約10%です。

普通の生活で、飲んでいるお茶にもフッ化物は含まれています。
過度に心配する必要はありません。
お茶をコップ1~1.5杯飲んだときに摂取するフッ化物の量は約0.2mgです。
(この量はフッ化物錠剤の投与基準量の0.5mg/日(3-6歳児)の半分以下です。)

また体重20kgのお子さんが1回分の薬液を全部誤って飲んだとしても、急性中毒の心配はありません。


もし、フッ化物を飲んでしまったら!応急処置の方法?

もし多量のフッ化物を誤飲してしまったら、
牛乳を飲ませてあげてください。
牛乳のカルシウムイオンとフッ化物イオンがくっついて、
無害のフッ化カルシウムになります。 
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