2014年7月2日水曜日

さよなら ベノジール



ベノジールとシベノールを間違えて怒られたのは良い思い出です。

協和発酵キリンの睡眠薬「ベノジールカプセル10・15」の販売が2014年8月で終了するようです。

ベノジール 販売中止について(協和発酵キリン)


ベノジールは一般名フルラゼパムといいます。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。長時間作用型に分類され、夜に何度も起きてしまうような人に使われます。特徴はREM睡眠への影響がなく自然な眠りをもたらすことらしいです。


1975年に発売され2014年まで39年愛されてきた薬です。
ベノジールには10mgという低用量があるのが特徴です。薬の量を調節しないといけない高齢者には使い勝手がそこそこよいそうです。ドラールを減らしたいなぁというときに切り替えたり。


フルラゼパムには共和薬品からダルメートという薬が存在します。(後発品ではない)
切り替えるとすれば、ダルメートなのですが、ダルメートには10mgという規格がありません。どうするのでしょうか。ドラール15の半錠とか増えるのかな。


今回の販売中止の理由はよく分かりませんが、
推測するに2014年診療報酬改定の影響があるのかもしれません。
向精神薬の多剤処方制限です。
処方量の減少を見込んで撤退したのかもしれません。