2014年3月30日日曜日

医薬品からJANコードが消えてなくなる!?





2012年6月29日の厚生労働省通知「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要領の一部改正について」では、内用・外用剤の調剤包装単位への医薬品バーコード表示の他、販売包装単位のJANバーコード表示に終了期限が設けられました。

現在、販売包装単位の多くはJANバーコードとGS1 Date Barが併記されています。

2013年10月以降工場を出荷する製品に関してはJANバーコードの表示義務はなくなっています。

2015年7月以降はJANバーコードの表示が禁止されGS1 Date Barのみの表示となります。


厚生労働省通知「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要領の一部改正について」
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/298-1.pdf
既に、特定生物由来製品、生物由来製品及び注射薬(生物由来製品を除く。)のアンプルやバイアル等についてはバーコードが表示されているが、この改正により、内用薬のPTP包装シートや外用剤のチューブ等にもバーコードが表示されるようになる。一方、PTP包装シート100枚入りの箱などの販売包装単位に表示されているJANコードや、これらの販売包装単位の箱が10箱入った梱包段ボール箱等に表示されているITFコードが削除されることになる。



医療機関では医薬品の発注管理や水剤や散剤の監査などにおいてJANバーコードを利用した業務を行っている所も多いと思います。早急に対策を立てたほうがよいでしょう。

薬剤師は、医薬品の安全管理のためにも医薬品に付随している情報の意味を十分理解し、積極的に活用していくべきだと思います。

他の医療関係者を巻き込んで情報システムを用いた医療安全を推進していきましょう。