2014年3月16日日曜日

むずむず脚症候群の特徴



むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、restless legs syndrome:RLS)の国際診断基準によると、むずむず脚症候群には以下の4つの特徴があります。

1.脚を動かしたいという不快な異常感覚。
2.その異常感覚が安静にしていると起こる、あるいはひどくなる。
3.運動するとよくなる
4.日中より夕方、夜間に悪くなる。


国際レストレスレッグス症候群研究グループ


むずむず脚症候群の患者数は日本では2~5%と考えられています。

欧米では5~15%程度です。不眠症や睡眠時無呼吸症候群に次いで頻度が高い疾患です。

患者さんの約6割にはその家族にも病気の兆候がみられ、関連する遺伝子が存在することも示唆されています。

脳血管障害、パーキンソン病、多発神経炎も一緒に発症することもあります。

また、慢性腎不全、透析患者、鉄欠乏性貧血、妊娠中など、鉄の欠乏が起こりやすい状態で多くみられています。

また、むずむず脚症候群は女性に多く、歳がいくにしたがい、その有病率の増加傾向がみられます。



むずむず脚症候群では様々な不眠がおこります。入眠障害や中途覚醒の割合が多いです。不眠のため夜に十分な眠りが確保されないので日中の眠気が生じてしまいます。

むずむず脚症候群に多いのは、
不眠のために異常な感覚が生じているのだと勘違いされている点です。
こういう人は、病院に行っても「夜眠れない」とだけ言って、脚の不快感を訴えることはしません。

病院では脚の不快感について詳しく説明するようにしましょう。


不眠症だから脚がムズムズするのではありません。

おかしいなと思ったら
神経内科や心療内科、睡眠治療を行っている内科を受診しましょう。



脚がむずむずするメカニズム
http://yakuza-14.blogspot.com/2014/03/blog-post_17.html

むずむず脚症候群の治療
http://yakuza-14.blogspot.com/2014/03/blog-post_759.html